意外と使える!おすすめディップススタンド・バーの選び方と筋トレ種目

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ディップスタンド
ディップスは「上半身のスクワット」と呼ばれるほど、多くの関節と筋肉を一度に使うことができる自重筋トレです。

この種目を自宅で安全かつ効果的に行うためには、専用の器具であるディップススタンド(ディップスバー)が必要になります。

しかし一口にディップススタンドと言っても様々な価格帯のものがあり、どれを選べば正解なのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

またディップススタンドというとディップスにしか使えないイメージがあり、わざわざディップスをやるためだけにそこそこ場所を取る筋トレ器具を購入することにためらいを感じる人も多いかもしれません。

しかしディップスタンドは実は様々な自重筋トレに使える便利な器具で、うまく活用すれば上半身の様々な部位を鍛えることができます。

ここではディップスを安全かつ効果的に行え、かつ自重筋トレには欠かせない器具であるディップススタンドの選び方を解説するとともに、ディップススタンドを使って行える筋トレを紹介します。

ディップススタンドの選び方とおすすめ商品

理想のディップススタンドとは?

理想のディップススタンドとは
まずはどんなディップススタンドが理想的なのかを考えてみましょう。

筆者はディップススタンドを購入してから1年ほどになりますが、以下ではその間で感じた「ここの部分は良かった」「この部分はもうちょっとこうだったら良かった」という点を全部で5点挙げていきます。

1.幅や角度の調整ができる

ディップススタンドHLC
ディップススタンドの中には、左右のバーが一体化していて手幅や手の角度の調整ができないタイプの商品もあります。

しかしディップスは手の幅や角度を調整するだけでも、負荷をかける筋肉を変えられる種目です。

また左右のバーが一体化していると、ディップススタンドを使って行えるディップス以外の種目の数が減ってしまうというデメリットもあります。

筆者が購入した左右が分離しているタイプなら、手幅や手の角度が自由に変えられるため、こうしたデメリットは発生しません。

また収納面でも分離型の方が優秀です。筋トレのスペースが限られている自宅筋トレ派にとっては、この点は非常に重要と言えるでしょう。

2.手が痛くならないようにパッドがついている

ディップススタンドのグリップ
ディップスは全体重が手のひらにかかる種目です。

そのためディップスバーの握る部分が硬いと、ターゲットとなる筋肉が疲れる前に手のひらが痛くなってしまい、最後まで鍛えぬくことができません。

そのため、握る部分にはゴムやウレタンなどのパッドがついているのが理想的です。

ディップススタンドを使って行う筋トレは、基本的にバーの上から全体重を手のひらにかけるか、バーの下から体をぶら下げるかのどちらかです。

そのためディップス以外の種目でも、痛み防止兼滑り止めのパッドはあった方が圧倒的に快適です。

3.重すぎない重量

筆者が1年前に購入したディップススタンドは、左右で約8kgの重さしかありません。そのため非常に持ち運びがしやすく、設置も収納も快適です。

ただし片側4kg程度の重量なので、全体重をかけるのに不安はないかと言われると「ない」とは言い切れません。

正直なところ、もう少し重くても構わないので安定感が欲しいと思うこともあります。

しかしフィットネスジムにあるような本格的なディップススタンドのように重かったり、そこまではなくても15kg前後あるような商品の場合、筆者の筋トレ環境では重すぎて持ち運びに不便になってしまいます。

以上のことからディップススタンドを選ぶ際は、安全性と自分の筋トレ環境を天秤にかけたうえで、ちょうどいい重さの落とし所を検討する必要があります。

4.脚部の幅が広い

ディップススタンドのサイズ
チンニングスタンドでも同じですが、ディップススタンドでも脚部の幅はそのまま安定性に直結します。

幅が狭いディップススタンドはそれだけ不安定になりやすく、怪我のリスクも高くなります。幅が広くなればそれだけ安定性が増し、安全性も高くなります。

もちろんこの点は技術でカバーすることもできますが、やはり安全性は高いに越したことはありません。

筆者のディップススタンドの脚部の幅は約46cmですが、通販サイトで手に入るディップススタンドには30cm後半程度のものが少なくありません。

もし筆者が幅の狭い方の商品を選んでいたら、よりバランスにシビアになりながら筋トレを行う必要があったでしょう。

5.歪みがなく、ガタつかない

筆者が購入したディップススタンドは1〜4の条件を満たしていますが、残念ながら最後の条件だけは満たせていません。

ボルトを調整するなどして何度か組み立て直したものの、もともとのフレームに歪みがあるのか、どうしてもガタつきが生じてしまうのです。

筆者の筋トレ環境は床にクッション材を敷いているため、ディップススタンドに体重をかけると金属と床のしなりでガタつきはなくなります。

しかしこれが硬い床面であれば不安定さが出るでしょうし、左右の差も生まれてしまいます。実際、筆者でも左右の差を感じずにいられません。

これはつまるところ製造段階の精度の問題ですが、筋トレ器具に関しては多くの場合この精度に最もお金がかかります。

精度が高く、歪みもガタつきも重量のズレもない筋トレ器具は得てして高価です。そのためこの5つ目の条件「歪みがなく、ガタつかない」を追求しようと思えば、相応の予算が必要になるでしょう。

しかし安定感と左右差を考慮すると、歪みやガタつきがないディップススタンドが理想的だというとこは間違いありません。

選び方のポイントまとめ

  1. 幅や角度の調整ができる
  2. 手が痛くならないようにパッドがついている
  3. 重すぎない重量
  4. 脚部の幅が広い
  5. 歪みがなくガタつかない

予算別おすすめディップススタンド3選

ここまで見てきた5点を考慮に入れて、予算別にディップススタンドを選んでみましょう。

以下では「予算は問わない」「とにかく安いもの」「バランス型」の3つの視点から1つずつディップススタンドを選んでみました。

ディップススタンドは一見どれも似たような商品が多い筋トレ器具ですが、前述の5点の条件を参考にして、自分なりに納得のいく商品を見つけてください。

予算を問わないなら「Lebert Equalizer」

Lebert Equalizer

Lebert Equalizerは、自重筋トレの世界では非常に有名なFrank Medranoさんと提携しているLebert Fitness社のディップススタンドです。

定価が約120ドルと1万円を超えるうえ、発送地域に日本が含まれていないためこちらのページから英語で問い合わせる必要もあるため、購入のハードルは高めです。

しかし日本国内では同社商品レベルのディップススタンドはなかなか手に入らないため、1〜5全ての条件を追求する人にとっては唯一とも言える選択肢かもしれません。

AmazonとYahooショッピングでも取り扱いがありますが、直接買うよりかなり高額です。

とにかく安いものなら「通販サイトの最安商品」

ディップスタンド SD-TRESTA-YE

5の歪みとガタつきを妥協できるのであれば、安い商品でも十分実用には耐えてくれます。こちらは筆者が購入したものとほとんど同じ重量やサイズのディップススタンドです。

そのため5つ目の条件以外はしっかり満たしてくれるはずです。

ただしこうした安価な商品は、「当たり外れ」が激しいのも事実です。

そのため届いてみたらすでに錆びていたとか、塗装が剥げているとか、歪みやガタつきが激しすぎるといったトラブルに遭う可能性も高くなります。

ディップススタンドに限らず、安い筋トレ器具を買うときはその点を考慮した上で検討するようにしましょう。

バランス型なら「HLCのディップススタンド」

ディップススタンドHLC

こちらは最安商品に比べるとやや値段は張るものの、高さ調整ができる点と本体重量がやや重い点で、使い勝手と安定感が期待できるディップススタンドです。

販売元のHLCはこの他にも様々な運動器具を販売しているため、信頼感という点でもややプラスの評価ができます。

ただし脚部の幅が38cmとやや狭い作りになっているため、その点を考慮したうえで検討する必要があります。

ディップススタンドで行える筋トレ種目6選

さて自分なりに納得できるディップススタンドを見つけたら、次はいよいよディップススタンドを使って筋トレをしていきましょう。

ディップススタンドはディップスしかできないと思っている人もいるかもしれませんが、難易度の高低はあるものの、実は様々な筋トレができる器具です。

以下ではその中から6つの自重筋トレを紹介します。

ディップス

ディップスは大胸筋下部と上腕三頭筋を中心に、細かい筋肉を含めた上半身をまとめて鍛えられる自重筋トレです。

ディップスはチンニングスタンドについているようなディップス用のバーを使っても行うことができます。

しかしチンニングスタンドのバーは幅や角度の調整ができないケースが多いため、その点でディップススタンドがあると便利です。

斜め懸垂

斜め懸垂は足を地面につけて、負荷を弱めて行う懸垂です。

そのため、まだ背中の筋力がなくて懸垂ができない人や、懸垂が終わったあと自重筋トレでさらに背中を追い込みたいという人にとって、斜め懸垂はぴったりの筋トレとなります。

動画では鉄棒で行なっていますが、ディップススタンドを1つ使えば同じ動きを行うことができます。

確かにチンニングスタンドの置き場所を変えたり、高さを調整したりすれば、斜め懸垂ができるようになるかもしれません。

しかしチンニングスタンドはディップススタンドと違って重くて大きいため、毎回の筋トレで移動や高さ調整をするのは一苦労です。

ディップススタンドなら軽くて小さいので、手軽に斜め懸垂を取り入れられます。

プランシェ

完璧なプランシェは体操選手の中でも限られた人しかできない高難易度の筋トレです。そのためプランシェを負荷を調整しながら練習していけば、相応の筋力と筋肉が手に入ります。

プランシェで使われるのは主に肩の前部の筋肉と上腕二頭筋、前腕と腹筋、お尻の筋肉などです。

高難易度なだけあってできるようになるためには数年の期間が必要ですが、そのぶん達成した時の充実感はひとしおのはず。筆者も現在鋭意練習中です。

フロントレバー

 

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フロントレバーは鉄棒にぶら下がった状態で、地面に対して体を平行にする筋トレです。

一見すると簡単なように見えますが、強い背中と腕、お腹の筋力が必要な高難易度の種目となっています。

チンニングスタンドでも練習は可能ですが、高さのある場所であると力尽きた時に怪我をする恐れがあります。

実際筆者もフロントレバーを練習中ですが、一度チンニングスタンドで練習して怪我をしそうになりました。

その点ディップススタンドであればほとんど高さがないので、力尽きて手を離してしまっても、大した衝撃にはなりません。

安全に背中や腕、お腹の筋肉を鍛えるためにも、フロントレバーの練習にはディップススタンドが便利です。

バックレバー

腕の間から足を通し、お腹を地面に向けた状態で水平になるのがバックレバーです。

フロントレバーと同様背中と腕、お腹の強い筋力が求められますが、一般的にフロントレバーよりもバックレバーの方が難しいとされています。

この種目もフロントレバー同様チンニングマシンで行うこともできますが、ディップススタンドで行う方が安全です。

ハンドスタンドプッシュアップ

ディップススタンド上で行うハンドスタンドプッシュアップ(逆立ち腕立て伏せ)は、強靭な肩の筋肉だけでなく、ディップススタンド上でバランスを保つための練習と細かな筋肉の力が必要になる筋トレです。

これを筋トレとして実践するためには、地面で逆立ちができるようになったり、地面で逆立ち腕立て伏せができるようになったりと、ディップススタンドを使わない筋トレをマスターしておく必要があります。

そのためいきなりメニューに組み込むことはできませんが、目標としては十分魅力的な筋トレです。

まとめ:ディップススタンドをカンフル剤にしよう

ウェイトトレーニングではディップススタンドが役に立つタイミングはあまりありません。

しかし自重筋トレとなると、ディップススタンドがあるだけでバリエーションも負荷も一気にレベルアップさせられます。

そのためディップススタンドは「今後自重筋トレに力を入れていきたい」「スペース的に筋トレ器具をあまり増やせないから自重筋トレで体を鍛えたい」という人にはもちろん、「最近ウェイトトレーニングがマンネリ化してきた」「重量以外にも目標が欲しい」といった人にも強くおすすめしたい筋トレ器具です。

実際筆者は筋トレメニューにプランシェやフロントレバーを組み込むようになってから、少しマンネリ化していたウェイトトレーニングもまた楽しくなり始めました。

筋トレは続けなければ意味がありません。ディップススタンドはそのためのカンフル剤になってくれる筋トレ器具と言えます。

ここで紹介した選び方やおすすめ商品を参考に、ぜひともディップススタンドを導入してみてください。

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  • この記事を書いた人
直人鈴木

鈴木 直人

筋トレ歴4年のホームトレーニー。本業はライター。新しいサプリを試すときは、まずスポーツ栄養学の専門書から入るタイプです。実際に試したトレーニングや器具の効果、食事からサプリやプロテインについて、科学的根拠をもとに初心者にも分かりやすく解説します。

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