ホームトレーニーよ、一人で筋トレするのはもうやめよう

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ホームトレーニーよ、一人で筋トレするのはもうやめよう

ホームトレーニーの弱点

パーソナルトレーニングにトレーニングジムなど、筋トレをする方法は様々ですが、自宅で自分の好きな時に好きなだけ筋トレができるのがホームトレーニーの最大の魅力です。

しかしそんなホームトレーニーには大きな弱点があります。それは基本的に一人でしか筋トレができないという点です。

筆者は筋トレを始めてから4年半ほどになりますが、その期間の大半をホームトレーニーとして過ごしてきました。

そのためこの一人でしか筋トレができないというホームトレーニーの弱点についても、痛いほど実感しています。

ここでは一人で筋トレするメリットとデメリットを検証しながら、ホームトレーニーが一人で筋トレするのをやめ、誰かと筋トレする必要性を解説します。

一人で筋トレするメリット

一人で筋トレするメリット
まずは一人で筋トレするメリットを確認しておきましょう。筆者が感じてきた一人で筋トレするメリットは大きく3つあります。

一つは順番待ちが発生しないこと、二つ目は自分の世界没頭できること、三つ目は見栄を張らないので無茶をしないで済むことです。

順番待ちが発生しない

筆者は何度か回数券を購入してトレーニングジムに通ってみたことがありますが、ジムでの筋トレにはこの順番待ちの問題が必ずついてまわります。

使いたいダンベル・マシンが使われている、インターバルなのか単なる休憩なのかわからない状態でマシンが占領されている、あるいはグループでベンチプレスをしている人たちが交代でやり続けるせいで数十分もベンチ台が使えないなど……。

メニューをしっかり決めてジムに行って、その気分で自分を盛り上げてきたにもかかわらず、こうした状況で思うように筋トレができないと、非常にストレスが溜まります。

またいざ自分の番が来て使えるようになっても、自分の次に待っている人がいるのではないかと気になってしまいます。

そのせいで「あともう1セット追い込みたいけど、明らかに待っている人がいるし」と考えて、マシンや器具を譲ったことは一度や二度ではありません。

堂々と使えばいいのかもしれませんが、自分自身が前述のような気分になっている側なので、どうしても気を遣ってしまうのです。当然、筋トレ自体は不完全燃焼で終わります。

ホームトレーニーで一人で筋トレしている限り、この順番待ちの問題は発生しようがありません。自分の好きなようにインターバルをとり、好きなタイミングで好きな種目ができます。

この点は一人で筋トレする大きなメリットと言えます。

自分の世界に没頭できる

トレーニングジムでの筋トレは、様々な情報が五感に伝わってきます。

無茶苦茶なフォームで大きな重量を扱っている人がいれば怪我や事故にならないかと心配になりますし、筆者は男性なので若くてキレイな女性が筋トレをしていればドキドキしてしまいます。

中には体臭のキツい人もいますから、その人が近くを通れば集中力が阻害されてしまいます。

ジムのトレーニーには昔から通い続けている重鎮のような人もいて、やたらと指導やアドバイスをしたがって話しかけてくる人もいます。

筆者にとってこれだけの情報がある環境で、今目の前のダンベル、今目の前のバーベルに集中するのは至難の技でした。

そのためジムでの筋トレは得てして自宅での筋トレよりも質が下がりがちで、追い込みきれなかったり、取扱重量が下がってしまったりと散々だったのです。

一方で自宅の筋トレスペースで筋トレをしているときは、ほとんど邪魔は入りません。

そのためインターバル中も集中を切らさず、次のセットでどんなことを意識するべきか、どんな風に力を入れるべきかに意識を注ぐことができます。

セット中も余計な情報が入りませんから、最後の最後まで自分の世界に没頭して追い込むこともできます。必然的に筋トレの質は向上します。

これもまた、一人で筋トレする大きなメリットでしょう。

見栄を張らないので無茶をしない

男性のトレーニーなら共感してもらえると思いますが、若いキレイな女性がジムにいると、つい見栄を張っていつもより重い重量をフォームを崩してでも挙げたくなってしまいます。

また自分と同じくらいの体のトレーニーを見つけると、相手よりも重い重量を扱ってみたくなります。

筆者の場合はパーソナルトレーニングでも同様で、トレーナーに褒められたくていつも以上に頑張ってしまいがちです。

確かにこうした見栄が功を奏して、いつもより質の高い筋トレができるときもあります。

しかし筆者の経験上、大抵の場合は無茶になってしまい、疲労するばかりで追い込めなかったり、最悪の場合は怪我や事故につながったりして筋トレの質が下げる傾向にあります。

これに対して自宅で一人で筋トレしている場合、見栄を張ろうにもその見栄を見せつける相手がいません。

そのため変に見栄を張らず、自分に最も適した筋トレに集中することができます。

筋トレの本質は自分との戦いです。前回の自分、以前の自分に勝ち続けることで成長していきます。

もちろん自分とは別の誰かを想定することで奮い立つ場合もありますが、誰かと競うと得てして本来の自分の力を見誤りがちです。

そうした意味でも、一人で行う筋トレにはより自分との戦いに集中できるという大きなメリットがあるのです。

一人で筋トレするデメリット

一人で筋トレするデメリット

「自分だけではわからないこと」がボトルネックになる

ここまで一人で筋トレするメリットについて3つ紹介してきましたが、この筋トレ環境には致命的なデメリットがあります。

それは「自分だけではわからないこと」をカバーできない点です。

例えばフォーム。自分では鏡を見ながらフォームに気をつけているつもりでも、別の角度から見れば実は間違っているというケースは少なくありません。

またYouTubeや書籍を読んで「このフォームが正しい」と思い込んでやっていても、実は大事なところを理解できておらず、間違ったフォームでやり続けていたというケースもあり得ます。

あるいは追い込みも自分一人でカバーするのは至難の技です。人間の脳は自分の体が危険な状態にならないように、かなり手前で「限界だ!もうやめろ!」という命令を出します。

これに自分一人で逆らうのは簡単ではありません。

また筋トレのメニューの組み方や食事の摂り方などについても、自分がネットや書籍で調べて得た情報や解釈に固執して、間違ったメニューや食生活を続けてしまうケースも考えられます。

これらの問題の大元は一人だけで筋トレしていることにあるわけなので、一人だけで筋トレする以上、解決策は見つかりません。

「誰かと筋トレする」がブレークスルーになる

こうした「自分だけではわからないこと」を知るには、誰かの手や目を借りるほかありません。

したがって一人で筋トレし続けてきた人が、スランプやマンネリ、停滞期に陥ったときは、「誰かと筋トレする」がブレークスルーになるのです。

以下では実体験に基づいた誰かと筋トレするメリットとデメリットを解説しておきましょう。

「誰かと筋トレする」のメリット・デメリット

メリット デメリット
フォームや追い込み具合を客観的にチェックしてもらえる 順番待ちが発生する
(トレーニングジムの場合)
新しい筋トレ方法や食事法の情報が手に入る 自分の世界に没頭しづらい
教えあうことで筋トレの質が向上する 見栄を張って無茶をするリスクがある

上表は筆者がこれまで誰かと筋トレした時に感じたメリットとデメリットをまとめたものです。以下ではこのうちメリットの側にフォーカスして、筆者の実体験を紹介します。

パーソナルトレーニングで気づいた「一人の限界」

自宅筋トレ歴4年の男が感じたパーソナルトレーニングのメリットとデメリットでも解説しているように、筆者は2018年の秋頃に生まれて初めてパーソナルトレーニングを受けてみました。

一人で筋トレすることの限界を最初に痛感したのはこの時でした。

詳しくはこの記事に譲りますが、1回60分の体験トレーニングを受けただけでも自分の思い込みを指摘してもらったり、自分の体型や体質に応じたフォームを教えてもらったりと、非常に有意義な時間になりました。

プロのトレーナーでなくても、自分より経験が豊富で体に結果が出ているトレーニーと筋トレをすれば、必ずフォームや追い込み、筋トレ方法や食事法の面で学ぶところが見つかります。

実際筆者は体験トレーニングを受けた後に、高校時代の部活の先輩に合同トレをしてもらいましたが、そこでも様々なアドバイスをもらい、その後の筋トレに活用しています。

仲間との筋トレで気づいた「教えること」の意味

また単に教えてもらう以外にも、教えることで学べることも少なくありません。

先輩との合同トレで誰かと筋トレするメリットを感じた筆者は、先日格闘技のために筋トレをしている友人と合同トレをしました。

彼は格闘技のキャリアこそ長いものの、筋トレを本格的にやり始めたのはここ1年ほど。

筋トレに関しては筆者の方が先輩で、この合同トレも筆者が彼の筋トレを見てアドバイスをするというのが主旨でした。

ベンチプレス

この友人が「ベンチプレスをやっても、胸が疲れる前に腕が疲れてしまう」というので、フォームをチェックしました。

見てみると、彼にはバーベルのバーを顎に近い位置で上下させる癖があり、そのせいで腕に負荷がかかるとともに、胸の筋肉をあまり使えていないことがわかりました。

そこで筆者は友人に次のようにアドバイスをしました。

  • 胸の筋肉は肩甲骨を寄せたうえで肩関節だけを動かした時に使われる。
  • バーの位置が顎に寄ると、肩関節と肩甲骨が動きにくくなる。
  • 結果肘関節がメインに動くので、肘関節を動かす時に使われる腕が先に疲れる。
  • これを防ぐには、バーの位置をとにかく下げて、乳首か乳首より下になるくらいにするべき。
  • すると肩甲骨がしっかり寄せられるうえ、肩関節も動かしやすくなる。
  • これにより胸の筋肉に負荷をかけられるようになる。

ここまでなら単に彼にアドバイスをして、彼のベンチプレスの技術向上を手助けしただけで終わりです。

しかし「じゃあ、実際にやってみるから、見てて」と言って自分で自分のアドバイスを意識してベンチプレスをやってみたところ、自分自身もいつもよりしっかり胸に負荷が入るのを感じたのです。

おそらくベンチプレスのやり方を自分の頭の中で反すうしてみて、言葉にしたことにより、知らずのうちに自分のフォームも改善されたのでしょう。

前掲の表にある「教えあうことで筋トレの質が向上する」とはこういうことです。

「誰かと筋トレする」ための方法

しかし今までずっと一人で筋トレし続けてきた人の場合、なかなか指導やアドバイスをしてくれる先輩や、一緒に筋トレをする仲間を見つけるのは難しいかもしれません。

確かにパーソナルトレーニングに通えば教えてもらうことはできます。

しかしトレーナーとの相性の良し悪しやコストの問題、通うための時間や手間の問題を考えると、なかなか思い切れない人も多いのではないでしょうか。

また会員制のトレーニングジムに通って、そこで仲間を見つけるという方法も考えられます。

しかしそこで真剣に筋トレに打ち込んでいる仲間が見つかるかはわかりませんし、真剣な人ほど筋トレ中は他人とコミュニケーションを取りたがらないので、仲良くなるのは難しいかもしれません。

そこで筆者がオススメするのが「SNSでの発信を通じて筋トレ仲間を見つける」という方法です。

これは筆者が実際にInstagramやFacebook、Twitterで実践している方法です。やり方は何も難しくありません。

  1. スマートフォンで筋トレの様子を撮影する。
  2. 加工は全くせず、そのまま投稿する。
  3. 可能であれば何を考えて筋トレをしているのかや、今後の目標などをテキストに入力する。
  4. 1〜3を定期的に繰り返す。

これが筋トレ仲間探しにつながる理由は大きく3つあります。

一つ目は近年の日本では筋トレの文化が浸透しつつあるため、SNSの仲間の中にはひっそりと筋トレを続けていたり、興味を持っていたりする人が少なからずいるからです。

こちらが「自分は筋トレをしています!」と発信することで「連絡してみようかな」「一緒に筋トレしてみたいな」と思ってもらえれば大成功です。

二つ目の理由は自分の筋トレのレベルを発信できるからです。

たとえ筋トレを趣味にしている人でも、お互いのレベルの差が大きすぎると一緒に筋トレをしても気を遣いあって楽しい筋トレにはなりにくいものです。

その点、最初からSNSで筋トレの様子を見せておけば、いざ筋トレを始めてから「あれ?」と互いのレベルの差に戸惑うことがありません。

三つ目の理由は、SNSで繋がっている相手であれば「全く知らない仲」からスタートしないで済むので、合同トレまでのハードルが低いからです。

これは新しく人間関係を作るのが苦手な人にとって、大きなメリットになるはずです。

成長し続けるには変化が必要

日本を代表するコンサルタント大前研一氏は、人が変わるためには「時間配分」「住む場所」「付き合う人」を変えると良いと言っています。

これはビジネスパーソン向けのアドバイスですが、筋トレにもぴったり当てはまります。

1日のうちで筋トレのことを考える時間を増やせば、それだけ筋トレの成果も高くなるでしょう。

極端かもしれませんが、ボディビルの聖地と呼ばれるカリフォルニア州のベニスビーチに住めば、自ずと筋トレへの意識も変わるはず。

そして筋トレ仲間を増やしたり、レベルの高い筋トレ仲間と付き合う回数を増やせば、必然的に自分の筋トレの質や量も変わっていくでしょう。

一人で筋トレするのにも、多くのメリットがあります。しかしその環境がずっと続けば、どうしても停滞やマンネリは避けられません。

もしこれまで一人で筋トレを続けてきて停滞やマンネリを感じているのなら、たまには一人で筋トレするのを止め、誰かと筋トレしてみましょう。

きっと様々な変化がもたらされ、筋トレの質が格段に向上するはずです。

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  • この記事を書いた人
直人鈴木

鈴木 直人

筋トレ歴4年のホームトレーニー。本業はライター。新しいサプリを試すときは、まずスポーツ栄養学の専門書から入るタイプです。実際に試したトレーニングや器具の効果、食事からサプリやプロテインについて、科学的根拠をもとに初心者にも分かりやすく解説します。

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